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2008年8月25日 (月)

『ウェブは菩薩である』

深見嘉明/NTT出版/1575

  ウェブは菩薩である

 著者は、1976年、京都市生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、修士(政策・メディア)

 株式会社電通リサーチにて通信・自動車・メディア企業等に対するマーケティング・リサーチ・コンサルティングに従事。ウェブリサーチ、ウェブをベースにしたマーケティング・インテリジェンスサービスに関する新規事業開発に携わった後、慶応義塾大学大学院にてウェブコミュニティ、CGM,集合知、メタデータを媒介としたコンテンツ流通構造に関する研究を行っている。

 基本的な用語の解説もいとわず、分かりやすく、かつ興味深く論を展開している。

*アーキテクチャ……情報が処理される仕組み

 ウェブ上でコンテンツを見つけてもらうためには、「属性情報」と「評価情報」が一緒に流通されなければならない。換言すると、それを可能にする「アーキテクチャ」が採用されなければならないということである。

 こうした付随情報は、「メタデータ」と呼ばれる。「メタ」とは「上位の」という意味である。

RSS(Rich Site Summary)

  Rich……表現力のある

  Site……サイトの

  Summary……要約情報

2008年8月23日 (土)

第139回芥川・直木賞贈呈式

 第139回芥川・直木賞贈呈式が開催された。

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            芥川賞選考委員の池澤夏樹氏     

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直木賞選考委員の林真理子氏          

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芥川賞を受賞した楊逸さん       

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           直木賞を受賞した井上荒野さん

2008年8月22日 (金)

『ワンランク上の問題解決の技術[実践編]』

横田尚哉/ディスカヴァー・トゥエンティーワン/1785

  ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ

 問題解決のカギは「ISSUE分解」にある。

*フェーズ1:問題の認識 Identification

*フェーズ2:改善点の特定 Specification

*フェーズ3:解決手段の選択 Selection

*フェーズ4:解決手段の適用 Utilization

*フェーズ5:改善効果の評価 Evaluation

 とくに重要なのは、「問題の認識」と「改善点の特定」である。たしかに、問題の認識なくして、改善はありえないし、改善点の特定なくして、改善も意味をなさない。

轍理論……人はとかく轍に沿って進もうとしがちであるが、そうしていると、いつしか考えることを止め、自分でつくった轍から抜けられなくなる。人の行動は「偶然⇒習慣⇒当たり前⇒規律⇒拘束」と変わっていく。

*解決手段……問題の「外」にある。

*改善点……問題の「内」にある。

 したがって、ワンランク上の問題解決をするためには、まず改善点に焦点をあてなければいけない。

改善点4つのタイプ

〈顕在的改善点〉

タイプⅠ:現れた改善点……改善点として認識され、改善が可能なもの。すぐに改善すべきである。

タイプ2:掲げられた改善点……改善点として認識されているが、改善が不可能なもの。(時間がない、おカネがない、スキルがない、自信がない)

〈潜在的改善点〉

タイプ3:埋没している改善点……改善点として認識されず、改善も不可能なもの。

タイプ4:見落とされている改善点……改善可能にもかかわらず、認識されていないもの。ここには大きな改善点がたくさん転がっている。

 改善を考えるときに着目すべきは、潜在的改善点である。

 解決手段を知らないために改善ができないのではなく、改善点に気がついていないために改善できないのである。

「なぜ?」vs.「何のため?」

 「なぜ?」という質問は「原因」を追及するイメージが強い。人は「原因」を問われると、意識が過去に向く。

 未来に意識を向けさせたいのであれば、「目的」を問うことが大切である。そして、「手段志向」よりも「目的志向」で行くべきである。

《ファンクショナル・アプローチ》

Step1準備】

*ヒント1:相手の立場で考える(使用者優先の原則)

*ヒント2:機能の視点で考える(機能本位の原則)

*ヒント3:過去ではなく未来で考える(創造による変更の原則)

*ヒント4:メンバーとともに考える(チームデザインの原則)

*ヒント5:価値を高めることを考える(価値向上の原則)

Step2分解】

 目的手段型のロジックで、FAST(Function Analysis System Technique)ダイアグラムと呼ばれるツリー(機能系統図)を作成する。

Step3創造】

Step4洗練】

「魚の煮付け」という笑い話がある。

 本質を見て、本質から考えて、本質から変えようとせよ。

 表現された結果だけを見て、表現された結果から考えて、表現された結果を変えようとすることは、まるで「モグラたたき」のようなものである。

2008年8月16日 (土)

桑原田鶴さん死去

 桑原田鶴さんが死去された。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

桑原田鶴さん死去
仏文学者・故桑原武夫さんの妻

 桑原田鶴さん(くわばら・たづ=仏文学者・故桑原武夫さんの妻)15日午前3時45分、京都市内の病院で老衰のため死去、94歳。自宅は非公開。神戸市出身。葬儀は16日午後2時から京都市北区紫野宮西34、公益社北ブライトホールで。喪主は長男文吉(ぶんきち)氏。 (京都新聞2008.8.15)

2008年8月14日 (木)

『バカ社長論』

山田咲道/日経プレミアシリーズ/893

  バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5) (日経プレミアシリーズ 5)

《「時は金なり」がわからない社長》

《社員が働く会社、サボる会社》

 一つの業務を一人だけに担当させると、当然のこととして「仕事の属人性が高くなる」。そうすると「突然、退職されると、とたんにお手上げ状態」に陥ってしまうだけではない。周りの人からチェックされることもないから、仕事の改善も進まない。「縦割りは絶対に避けなければ」いけないということだ。

 人を育てるにはどうするか。

 まず「チャンスを与える。チャンスを活かして能力が上がったら、どんどんレベルの高い仕事を与えてさらに伸ばす。そして、能力に見合った給与をきちんと支払う――。これが、人を伸ばす基本」である。チャンスを与えなければ、なにも始まらない。

 と同時に、人間には、その人が持っている「器」があることも知らなければならない。しかも、その器は「大きさも、形も、色もさまざまで、すべて違うもの」である。

 「器が合っていない人」については、「転職や異動をさせて、自分の器に合った仕事を見つけるチャンス」を与えるほうが、お互いにとって幸せというものである。

 社長の仕事は何か。

 「名刺や人脈が有効となる営業活動や社外交渉、社内の様子をつぶさに観察しての細かな指示(たとえば「入口の花を枯らさないように」でもよい)など、社員にはできない仕事、気づかない仕事に専心しなければ」いけない。会社の戦略を練るにしても「不断の勉強が必要」である。

 そこで、ともすれば錯覚してしまいがちな、大事な鉄則がある。それは、社長自身が動いてはいけないということだ。「社長自身で水をあげることに夢中になると、会社はおかしな方向に進んで」しまうのだ。

 人間の励みになるのは「評価されること、感謝されること」である。感謝の言葉は「最大のプレゼント」なのだ。それがなかなかできない。分かっているのだが、できない人が多い。「結局、ほめることを常に訓練だと意識して」取り組むくらいでないと、できないのかもしれない。

《ヒット商品の恐怖》

《お金をもうける算数・初級編》

 債権回収のポイントについて。当たり前のことだが、「支払いは溜めないで、一日でも遅れたら督促をするのが貸し倒れのリスクを減らすコツ」である。そして、「督促しても支払わない場合は、その時点で商品・サービスの供給を止めること」。これがなかなかできない。ついつい情にほだされたり、根拠のない期待に流されて、取引を継続してしまうものだ。「とれないお客さんに、どれだけコストをかけても」取れないもである。

 著者の会計事務所では、「月末に売掛金が回収できなかったら、機械的に翌月一日にFAXで連絡するという決まり」をつくったという。あまりコストをかけないで、回収の執念を相手に伝える賢明な方法である。

《もうける社長は、こう考える》

 「戸が笑っている」という表現は面白い。

2008年8月13日 (水)

『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』

勝間和代/ディスカヴァー・トゥエンティワン/1680

  勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

 勉強法の大ブームである。

 「個人責任の時代」を生きるためのスキルが、幅広いビジネスパーソンに求められているのだ。

 仮説思考するための「論理思考力」、創造的発想を生む「水平思考力」、画像やイメージなどを活用する「視覚化力」、情報共有・コミュニケーションのための「数字力」、ICレコーダーで鍛錬できる「言語力」、心と身体は一体とみて「三毒」を追放し鍛錬する「知的体力」、セレンディピティを呼び寄せる「偶然力」。

 ここに、平易かつ実践的に説くビジネス思考法の基本がある。

             ∴

《『お金は銀行に預けるな』の出版に4PPrice Product Place Promotion)のフレームワークを活用した事例》

  お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

Price……これまでの資産管理本は1000円を超えるものばかりで、「ちょっと興味がある人」には、敷居が高ったので、1000円以下にする。

Product……徹底した初心者対象。ただし、金融以外の教養は高い人向けの、内容が網羅された書籍。

Place……『さおだけ屋は…』『ざっくりわかるファイナンス』などで先行事例がある光文社新書で出す。一番大事なのは、資産管理コーナーや株式コーナーではなく、新書コーナーに置いてもらうこと。

Promotion……分かりやすく、インパクトのある『お金は銀行に預けるな』にすることで、店頭での引きやパブリシティの取りやすさを重視。

《『効率が10倍アップする新・知的生産術』がヒットした理由》

  効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

 Out of the Box Solution(想定した範囲外から出てきた解)

*本はなるべく、その本の中で情報が完結すべきという方法から離れて、ウェブや他の本などを積極的に参照する方法をとったこと。

*薄い簡単な本でなければ売れないという考え方を離れ、情報量の多い、ビジネス書としては異例の300ページの本にしたこと。

*わかりやすい短いタイトルが売れるという考え方を離れ、インターネットの検索で多く引っかかるようなキーワードをタイトルにふんだんに使ったこと。

2008年8月 4日 (月)

『こころと脳の対話』

河合隼雄・茂木健一郎/潮出版社/1260

  こころと脳の対話

 人に会って凄く疲れるときと、眠くなるときと、脳はもとより、からだ全体が生き生きしてくるときと、経験的にいって3通りあるように思う。

 いちばん記憶に残っているのは、東京外大のポルトガル人の教授と、日本語で話していて、申し訳ないのだが、その教授の日本語を聞いていると、自分の中のリズムがどんどんおかしくなって、気持ちが悪くなったことがある。

 この本で河合氏が述べているのは、それとは違う話かもしれないが、「わりとふつうの話をして帰って行ったのに、気がついてみたらものすごく疲れている場合があるんです。その場合はもう、その人の症状は深い」というのは、分かるような気がする。「それはやっぱり、こちら側が相手と関係をもつために、ものすごく苦労している証拠」なのだ。だから、シンドイものだから「そういう人はかわいそうに、やっぱり人に嫌われる」ことになってしまう。

 眠くなってしまう場合というのは、話がつまらない、クリエイティブでないかだろうと思っていたが、なるほど「一番大事なことを言っていない」ということなのだ。

 生き方として大事な指摘がある。

 茂木氏が「生きるうえで、ある種のしんどさというものがあって、そこを通り過ぎないとやっぱりいけないところって、きっとあるんですよね」と問いかけたのに対して、河合氏はこう答えている。

 「違ういい方をすると、苦しんでいる人がこられたら、苦しみをとるんじゃなくて、苦しみを正面から受け止めるようにしているのが僕らやと思っています。……逃げない。まっすぐに受ける。だいたい、まっすぐに受けてない人が多いんです」

 ほんとうに納得、という感じ。

 しかも「中心をはずさずに」聞くというのは難事だろうな。

 宗教と科学について、興味深い見解が述べられている。

 「宗教的なもの、科学的なものと分かれているのが、相当な接点をもってくるんじゃないか。いちばん僕の関心のあるところがそこなんですよね」

 「宗教と科学が接点をもつときに、僕はいちばん強力なのは仏教やないかと思うんです」

2008年7月24日 (木)

『プルタークの物語』(上)

阿刀田高/潮出版社/1785

     

  プルタークの物語 上 (1)

 本書は、著者の記すところによると、「古代ローマの時代に書かれた著名な古典〈プルターク英雄伝〉の翻案である。ややこしい内容を私なりに平易に綴って紹介する試みである」ということだ。

                      

《第1話 アテネを創ったテセウス》

 *テセウスの宣言により都市国家としてのアテネが誕生し、共和制の第一歩が踏み出された。

 *後にアリストテレスがこう言っている。

 「民衆を愛し、王制を廃したのはテセウスをもって嚆矢とする」と。もってテセウスがアテネの創始者と称される所以である。

《第2話 ローマを創ったロムルス》

 *「私たちは夫も父も失いたくないわ。もちろん子どもは一番大切。もう人殺しはたくさん」……女たちの素直な心と愛情が男たちを反省させ愚かな戦争をやめさせた。

*プルタークはなにかしら伝承された記録をもとにこのくだりを綴ったにちがいない。だとすれば、それは女性たちによるもっとも古い反戦行動の文学だったかもしれない。

*とかく権力を握った者は初心を忘れて傲慢に傾く。

          

《第3話 アテネの立法者ソロン》

 *リュディアの王に告げたソロンの言葉

「現在の幸福、現在の不幸、それに一喜一憂することはありません。さまざまな未来がやって来るでしょう。最後に神が与えてくれるもの、その繁栄こそが大切です。まだ競技の途中にあるのを見て勝利の判定を下すのは愚かであり、当てになりません」

                   

《第4話 栄誉を求めたテミストクレス》

 *水上滝太郎の代表作〈貝殻追放〉というエッセイ集のはしがき

 「厚顔無恥なる野次馬が、その数を頼みて貝殻をなげうつは、敢えてアゼンス(アテネのこと)の昔に限らず、到る処に行はるといへども、殊に今日の日本に於てその甚しきを思はざるを得ず」

                     

 著者はこの言葉に続けて、「現代でも、そういう制度をこそあからさまには存在しないけれど、実際には魔女狩りのような形で見え隠れしている」と警告している。

               

《第5話 尊大な民主主義者ペリクレス》

 *哲学者プラトンの評価

「まこと、ペリクレスは人心操縦術の名人、タイミングよく有効な言葉を発して民衆を導いた」

 *アテネで全ギリシャの平和会議を催そうと誘いかけた。……ペリクレスは平和を重んじ、戦争に関しても穏やかな作戦を旨とした。

 *ペリクレスほどの功績があっても一歩まちがえば弾劾をまぬがれない。健全な民主主義とはそういうものかもしれない。民衆を代表して全権を委ねられているのだから……。

                     

《第6話 先送りの人ファビウス》

《第7話 カメレオン的英雄アルキビアデス》

《第8話 母には弱い猛将コリオラヌス》

《第9話 テーベの英雄ペロピダス》

《第10話 口からジャブを飛ばした大カトー》

《第11話 ママの宝石はグラックス兄弟》

 *「おれたちに逃げ道はない。民衆のために尽くすこと、それだけだ。ただ一つの生き方、ただ一つの死に方しかないのだ」

 この章で、著者はプルタークのグラックス兄弟に対する評価に、厳しく異を唱えているのが注目される。

 「兄弟は壮絶な死を遂げ、直接の後継者こそすぐには現れなかったけれど、その精神はまちがいなくローマに、いやヨーロッパの歴史に深く影響を残したと言ってよい。……私見を述べれば、グラックス兄弟は、その後に空前の発展を示すローマに関わったことにおいて、また明確に民主民生という理念を所持していたことにおいて、軽々に他と比較対照されてよい存在ではあるまい」

 まったく同感である。

《第12話 善悪けた外れのスラ》

 *大きな権力というものは本来的に人間を非道に変え、御しがたいものとする属性を含んでいるのだろうか。それとも大きな権力とともに隠されていた悪しき本性が現れるものなのだろうか。

2008年7月21日 (月)

『翻訳と雑神』

四方田犬彦/人文書院/2100

    

  翻訳と雑神―Dulcinea blanca

《ドゥルシネーア》

& 零落を重ねたセルバンテスが老境にいたって執筆したこの長編小説(『ドン・キホーテ』)は、……はるか過去に実在していた寛容さの喪失を嘆き、それを声低く行間に語らせる作品であるように思われる。その過去とは何か。端的にいってそれは、後ウマイヤ朝のもとにスペインが文化的に殷賑を極めた時代であり、イスラム教徒とユダヤ教徒、キリスト教徒が平然と同じ都市に居住して、信仰の自由を保証されていた時代のことである。

& 『ドン・キホーテ』が刊行された十七世紀初頭のスペインが、もはや過去の宗教的寛容を忘れ、異端審問に明け暮れる、反ユダヤ主義の恐怖国家と化していたことを示している。

& ある側面を強調し、別の側面を排除することによって、翻訳行為はただちに権力に迎合することもできれば、権力に抵抗する力を組織する側に加担することもできる。

《西脇順三郎と完全言語の夢》

《金素雲の朝鮮民謡翻訳》

*岩波文庫『朝鮮民謡集』『朝鮮童謡集』

*自叙伝『天の涯に生くるとも』

*林容澤著『金素雲「朝鮮詩集」の世界』(中公新書)

  

金素雲『朝鮮詩集』の世界―祖国喪失者の詩心 (中公新書) Book 金素雲『朝鮮詩集』の世界―祖国喪失者の詩心 (中公新書)

著者:林 容沢
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

《金時鐘による金素雲『朝鮮詩集』再訳》

《吉増剛造 発語と彷徨》

《吉増剛造と雑神》

吉増剛造―黄金の象 Book 吉増剛造―黄金の象

著者:国文学編集部
販売元:学灯社
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「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」 Book 「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」

著者:吉増 剛造
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

盤上の海、詩の宇宙 Book 盤上の海、詩の宇宙

著者:羽生 善治,吉増 剛造
販売元:河出書房新社
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「アジア」の渚で―日韓詩人の対話 Book 「アジア」の渚で―日韓詩人の対話

著者:高 銀,吉増 剛造
販売元:藤原書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

長篇詩 ごろごろ Book 長篇詩 ごろごろ

著者:吉増 剛造
販売元:毎日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

天上ノ蛇、紫のハナ Book 天上ノ蛇、紫のハナ

著者:吉増 剛造
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2008年7月18日 (金)

『自分を磨くセオリー』

サミュエル・スマイルズ/本田健・訳/三笠書房/1575円

 スマイルズの名著『自助論』と双璧をなす本書は、幸せになる生き方の指南書である。

      

自助論―人生の師・人生の友・人生の書 Book 自助論―人生の師・人生の友・人生の書

著者:サミュエル スマイルズ
販売元:三笠書房
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何よりもプラトンの説くように「他人の幸せを願うことは、自分の幸せを求めること」であり、哲学者ベンサムの信念でもあった。「強い意志をもった男」と「滝」は、格言のとおり「進むべき道を自分で切り開いていく」ものである。

そのためにも、多くの巨人の生涯を決定づけた『プルターク英雄伝』のように、人生の「手本」をもつことが重要であり、「手本こそすべてである」。

       

プルターク英雄伝 (潮文学ライブラリー) Book プルターク英雄伝 (潮文学ライブラリー)

著者:プルターク
販売元:潮出版社
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しかも、真剣に生きるということは、「精力的に行動するということ」を忘れてはいけないし、「義務を果たすことに憶病であってはならない」のである。換言すれば、「勇敢な人」とは「自分自身の主人」「心の師」となれる人ということである。幸福は私たちの内側にあるのだから、「つまらない恐怖心を克服する力」をもたなければならない。

 災いは姿を変えた幸せにすぎない。うまく生かせば何倍もの幸せを手にすることができるのだから。ペルシャの賢人も「暗闇を恐れてはいけない。それが生命の泉を隠しているかもしれない」と言っているというのだ。だから、「逆境にあわなかった人間ほど不幸な者はいない」という逆説もあるということだ。

 ダンテは亡命中の貧しい暮らしの中で傑作を書いている。ミケランジェロでさえ、彼の才能を理解しない貴族や牧師、あらゆる階層の貪欲な人間たちに妬まれ、ほぼ一生涯にわたって迫害にあっている。

 ルターはワルトブルグ城での獄中生活で聖書の翻訳に励み、ドイツ中で広く読まれた有名な小論文や論説を手掛けている。デフォーはさらし台に三回立たされた後に入れられた牢で、『ロビンソン・クルーソー』をはじめ、数々の政治的な小論説を書いている。

    

ロビンソン・クルーソー〈上〉 (岩波文庫) Book ロビンソン・クルーソー〈上〉 (岩波文庫)

著者:デフォー
販売元:岩波書店
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ロビンソン・クルーソー 下    岩波文庫 赤 208-2 Book ロビンソン・クルーソー 下  岩波文庫 赤 208-2

著者:デフォー
販売元:岩波書店
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2008年7月15日 (火)

ペンクラブ7月例会

 日本ペンクラブの7月例会が開かれ、講談師・神田松鯉氏が講演した。

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講演する神田松鯉氏

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 挨拶する阿刀田会長

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 愛川欽也氏など新会員が紹介され、代表して松本幸四郎氏があいさつした。

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浅田次郎氏の発声で乾杯した

2008年7月14日 (月)

読売・日テレ 広告感謝の会

読売。日テレ広告感謝の会が開催された。

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 渡邉恒雄主筆は挨拶で、石油の高騰は投機筋の動きによるところが大きいが、バブルは必ず崩壊するので、遠からず合理的・妥当な石油価格に落ち着くに違いない、断言されていた。

春ちゃん お別れの会

 歌手・島田歌穂さんの祖母・春ちゃんのお別れの会が開かれ、多くのミュージシャンや関係者がつどった。

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  あいさつする島田歌穂氏

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   献杯の挨拶をする小田島雄志氏

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  ご主人の伴奏で歌う島田歌穂氏

 出席者に記念として『私の祖母は「101歳のお嬢さま」』が贈られた。

私の祖母は「101歳のお嬢さま」 Book 私の祖母は「101歳のお嬢さま」

著者:島田 歌穂
販売元:潮出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2008年7月10日 (木)

桑原武夫学芸賞贈賞式

 第11回桑原武夫学芸賞の贈賞式が京都で開催された。

             *

「長年のテーマ評価、幸運」 桑原武夫学芸賞の四方田氏
2008.07.09 京都新聞 朝刊17版 26頁 対向面 (全342字) 

 第十一回桑原武夫学芸賞(潮出版社主催)の贈賞式が八日、京都市中京区のホテルであり、映画史・比較文化研究者で明治学院大教授の四方田犬彦氏に賞が贈られた。

 受賞作品は「日本のマラーノ文学」と「翻訳と雑神」(いずれも人文書院)の二作。在日韓国・朝鮮人や被差別部落出身者ら出自を隠して生きる表現者たちが文学で何を描いてきたかなどを論じた。

 式では、選考委員の鶴見俊輔氏が選考経過を報告。「比較文学の視点から日本語の特色を解剖した鮮やかな仕事」とたたえた。四方田氏は「出自を隠して生きることに対し、文学は何ができるか。長年取り組みたいと思ってきたテーマを評価してもらえたのは幸運」と喜びを語った。

日本のマラーノ文学 Book 日本のマラーノ文学

著者:四方田 犬彦
販売元:人文書院
Amazon.co.jpで詳細を確認する

翻訳と雑神―Dulcinea blanca Book 翻訳と雑神―Dulcinea blanca

著者:四方田 犬彦
販売元:人文書院
Amazon.co.jpで詳細を確認する

             *

 鶴見俊輔氏は選考経過報告の中で、次のように作品を評価されている。

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《比較文学という私たちの日常から遠い学問の中の区分、概念を持ってきて、いま使っている日本語の特色を解剖して見せ、日本語と日本文学に潜むドラマを見せる。この鮮やかな仕事に、拍手を贈りたいと思います。

比較文学の方法は、西脇順三郎、吉増剛造、寺山修司、中上健次の文学の分析にも鮮やかな新しい方法となって入り口をつくっています。日本文学を世界の隅に孤立する営みとしない新しい見方へと誘います》

 受賞者の四方田 犬彦氏は、受賞作誕生の経緯を披瀝して受賞挨拶をされた。

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《まず、この本をどのようにして構想したかを簡単に申し上げたいと思います。10年ほど前ですが、人文書院の編集者の方が、東京に来た折に私の大学の研究室に立ち寄られました。いずれ四方田の本を出したいのだけれども、どういう本を考えているのかと言われ、私は、次の10年間くらいでこういう本を書きたいという簡単なリストを見せました。「白土三平論」や「ブルース・リーの評伝」とか、「美術論集」とか……題名だけでまだ書いていませんが、こういういろいろなものを十何冊考えていると。

その中で、「とにかくこれは絶対に引き受け手がないだろう」という本を2冊考えていましたが、それを最後に書いておきました。それは、「日本における朝鮮史の翻訳の歴史の考察」と「日本におけるマイノリティのカムアウトと、その告白の問題を文学的に探求する」というテーマでした。この2つのことを漠然と考えていましたが、これは日本の出版社ではまず商売にならないだろうと思い、だめもとと思って、一応書いていたわけです。

売れる本は「ブルース・リーの評伝」とか、「韓国語のタメ口の研究」といった本だろうと。多分、そういうほうが上のほうに書いてありましたが、「では」というのでずっとリストを見て、「一番下の2冊をいただきます」とおっしゃられました。つまり、私が絶対に売れない、本にできないだろうと考えていた2冊を、「これとこれをいただきます」とスラッとおっしゃいました。私は、「それはいいですが、大変ですよ。300部しか売れません。日本語による朝鮮語の翻訳の歴史なんて誰が関心を持つでしょうか。私は書きたいですが、会社としては大変なことになりますよ」と言ったら、「いや」と言ってケラケラと笑っていらっしゃった。そういうわけで、2冊の本を1つのカップリングで作るという構想ができました。その構想自体は私が考えていたことです》

選考委員・梅原猛氏の発声で乾杯し、祝賀パーティがにぎやかに開催された。

    

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東京国際ブックフェア

 第15回東京国際ブックフェアが東京ビッグサイトで開催された。基調講演は「『本』の流通は脳にはじまり、脳に終わる」と題して、茂木健一郎氏が行なった。インターネットの時代に雑誌は危機にあると思うけれど、本はインターネットと相性がいいので、インターネットを活用して、本との偶然の出会いをどう演出するか、もっと考えた方がいいのではないか、というお話は興味深かった。また、脳の楽観回路をもっと活かすべきだと痛感した。

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講演する茂木健一郎氏

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実行委員会を代表して挨拶する小峰紀雄氏

2008年7月 1日 (火)

広告電通賞贈賞式

 第61回広告電通賞贈賞式が開催された。

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セールスプロモーション広告電通賞を受賞した岩波書店・山口社長(中央)

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総合広告電通賞を受賞して挨拶する松下電器・中村会長

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主催者の挨拶をする高嶋・電通社長

2008年6月30日 (月)

『1の力を10倍にするアライアンス仕事術』

平野敦士カール/ゴマブックス/1575

    

  1の力を10倍にする アライアンス仕事術

 ドコモ・ドットコム、ローソン、日本コカコーラ、伊藤忠商事、フジテレビや日本テレビ、ソニー、楽天、JR東日本、コンビニ各社を巻き込み、動かして、「おサイフケータイクレジット」を成功させた人間の仕事術である。

《思考法》

! 「抜きん出る人」でなく「助けてもらえる人」になる。

! 要はボトルネックとは「自分にはできない」というだけのことで、“自分には”の部分さえ崩してしまえば、いくらでも「できない」が「できる」に変わっていく。

! 「交渉する」という感覚ではなく、「相談に乗っていただく」「仲間になってもらう」という感覚で、相手を“ちょっとだけ”でも参加している気分になってもらうことが大切なのだ。

! これまでと同じであることこそ最大のリスクなのだ。

! 「ブルーオーシャン戦略」……「潜在的なニーズ」を見つけるヒントは、人々の「不満」や「不便」にある。

! ギブ・ギブ・ギブ&テイクという発想……メリットを3つ相手に与えて、自分が1つもらうくらいでいい。

《情報整理術》

! 「ひとりでに情報が集まる人」に自分を変える。

! 情報は集めるだけでなく、必要とする人に送ることで、何倍にも価値をもつ。

《人脈術》

! アライアンス交渉術の真髄は「楽しむ」「和む」こと。

! 「また会いたくなる人になる」ための3つの条件……➊「期待できる」というモチベーション➋「楽しい」というモチベーション➌「快適である」というモチベーション。

! 人脈をつくるカギ……「謙虚さ」「素直さ」、そして「相手に感謝する心」

! 「自分中心」ではなく、相手サイドに立った視点こそが、実は“自分を中心とした渦”を広くする力になる。

《勉強術》

! まずはいったん“他人の考えを受け入れて理解してみる。そのうえで自分の考えをつくりだして実行する”……頭の容量を何倍にも広げ、自分自身を大きく飛躍させるきっかけになる。

! 時代は「右脳的な発想を左脳的に実行できる人」を求めている。

! いま、あなたという人間が存在し、生活し、活動しているすべては、生まれてからあなた自身が日々決断し、続けてきた結果である。

《キャリアアップ術》

! 「アライアンス」の基本は、何といっても自分の「固定概念」をなくして“助けてもらえる人になる”ということ……すべてのことを自分で抱え込もうとせず、同時にあらゆる可能性を信じながら、仕事を楽しむことができるようになる。

! 不安もがんばりすぎも、抱え込みすぎると、身動きがとれなくなってしまう……まわりの人を寄せ付けない壁をつくってしまう。

! 大切なのは、自分の枠内だけに納まらず、スピード感をもって、つねに進化させていくこと。

! 想いを行動に変えれば、“新しい何かが動きだす”……結局のところ、「できない」ことの最大の理由は、「やっていないから」だけかもしれない。

! まわりを変えようとするよりも、まずは自分の意識を変えてみてください。

2008年6月28日 (土)

三島由紀夫賞・山本周五郎賞贈呈式

 第21回三島由紀夫賞、第21回山本周五郎賞、第34回川端康成賞贈呈式が開催された。

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『切れた鎖』で三島賞受賞の挨拶をする田中慎弥氏。1972年11月29日、山口県生まれ。2005年、「冷たい水の羊」で新潮新人賞受賞。

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『果断 隠蔽捜査2』で山本賞受賞の挨拶をする今野敏氏。1955年、北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。東芝EMIを経て、専業作家に。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、『果断 隠蔽捜査2』で日本推理作家協会賞を受賞。

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『ゴールデンスランバー』で山本賞受賞の挨拶をする伊坂幸太郎氏。1971年5月25日、千葉県松戸市生まれ。2000年、『オーデュポンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞。2004年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞・短編部門、2008年に『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞を受賞した。

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川端賞の選考経過を発表する秋山駿氏

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「海松(ミル)」で川端賞受賞の挨拶をする稲葉真弓氏

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「蛹」で川端賞受賞の挨拶をする田中慎弥氏

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挨拶する川端康成記念会・川端香男里理事長

2008年6月20日 (金)

『アメリカ人大富豪 世界一の「考え方」』

浜口直太/グラフ社/1300

  

  アメリカ人大富豪世界一の考え方

《ゼロから超一流になったアメリカ人》

 著者がアメリカで出会った富豪たちは錚々たるものだ。

 ウォルマート創業者サム・ウォルトン、デル創業者マイケル・デル、アメリカ半導体の未来を託された男ジェリー・ジャンキンズ、メアリー・ケイ化粧品創業者メアリー・ケイ・アッシュ、クラブ・コーポ・インターナショナル創業者ロバート・デッドマン、トラメル・クロウ創業者トラメル・クロウ、品質管理の世界的権威エドワード・デミング、アメリカを代表するエンジェル(ベンチャービジネスへの個人投資家)ジョージ・コスメスキー、テキサス・コマース銀行元頭取ジョン・アダムス、アメリカン航空元会長&CEOロバート・クランデル、サウスウェスト航空創業者ハーブ・クレハー、スターバック・カンパニー創業者ロジャー・スターバック、副大統領ディック・チェイニー、「アメリカ外食産業の神様」と呼ばれた男ノーマン・ブリンカー、「アウトソーシング」産業におけるパイオニアでペロー・システム創業者ロス・ペロー、クレセント・エクイティ創業者リチャード・レインウォーターが、「なぜ成功できたか」が簡潔に紹介されている。

《なぜ、ほとんどの日本人は成功できないのか?》

! 言うべきことが言えない……言うべきことを言うのは、よりよい結論を導き出そうとする、誠実な行為である。

! 「自分棚卸」の欠如……ビジネスにおいては、自分で何でもやろうとせず、できる人を探し、その人にやってもらう方が効率的で効果的である。

! ビジネス・センスがない……「これだ!」と思ったら、バカになって猪突猛進し、徹底的にやってみること。

! リーダーシップを発揮しない。

! ビジネス・パーソンとしての気配りがない……人に好かれる秘訣は、相手に対して徹底的に気配りをすること。

! 専門家を活用しない。

! 器が小さい……よく言われる「WIN-WIN」の関係を構築せよ。

! 人脈作りが下手……秘訣はこちらから積極的にアプローチすること。それも相手を利用しようとしてではなく、相手のお手伝いをすることで、喜んでもらおうとして。

《圧倒的成果を出す方法》

& 「傾向性」と闘う

& コンフリクトから一歩も逃げない

& 徹底して具体化・数値化する

& 一流の人に会いまくる

& 感謝の達人に……感謝されたら、その人のために何かをしてあげたくなる。

& 「委任力」をつける……本当に仕事ができる人は、全部自分でやろうとはしない。

2008年6月18日 (水)

『コンサル成功物語』

浜口直太/インデックス・コミュニケーションズ/1575

    

  コンサル成功物語

 これは「自伝的小説」である。小説とはいえ、事実に即した小説であろう。荒唐無稽なフィクションではないということだ。

 第8章の《保身を捨てれば思いは通じる》で明かされるのは、アメリカのレストラン・チェーン、サンデー・アフターヌーンの日本進出に際して、優良外食企業カワタのカリスマ企業家・川島太郎が合弁を持ちかけて成功するストーリーである。

 これは恐らく、アメリカのカールソン・レストランツ・ワールドワイド社が、世界57カ国以上で展開する、「古き良きアメリカ」をコンセプトとするカジュアルダイニングレストラン「ティージーアイ・フライデーズ」を、ワタミと提携して日本に進出したときのことではないだろうか。とすれば、著者は相当の辣腕国際経営コンサルタントである。

 《第2章 悩みに悩んだ転職》では、世界最大級の国際会計・経営コンサルティング会社、KPMGピート・マーウィックに勤めて8年目になったころ、同業大手のプライス・ウォーターハウスに、破格の好条件でヘッドハンティングされる話である。

 《第3章 独立前の葛藤》では、プライス・ウォーターハウスで2年を勤め、圧倒的な成果を収めて、統括する国際部門が軌道に乗りかけたころ、独立すると決めていた10年目を迎える。でも、ここで辞めるのは関係者に大きな迷惑をかけることを考えると、なかなか決断できない。思いあぐねて、尊敬する上司ポールに相談する。彼から出てきたのは、まったく予想外の解決策だった。

 あと、《第4章 諦めずに挑戦し続ければ奇跡は起こる》《第5章 人の心を動かす土下座》《第6章 人生何が起きるかわからない》は、著者が国際経営コンサルタントとして、独立してからの手に汗握る成功譚である。

2008年6月16日 (月)

『仕事と人生を熱くする、いい話』

浜口直太/インデックス・コミュニケーションズ/1575

   

  仕事と人生を熱くする、いい話

 この本を手にして初めて、「日本のフォレスト・ガンプ」をめざす著者の生年月日(年齢)、出身地などを知ることができた。若い!凄い!

「不可能を可能にしてきた私の軌跡」から、著者の略年表を抜き書きしておきたい。

196077日 兵庫県伊丹市生まれ

19764月 創価高校入学

19794月 創価大学経営学部経営学科入学

19799月 アラバマ州立ガーズデン短期大学に語学留学

1983年3月 渡米、その後、ローラースケーター時代を送ることになる(詳しくは、本書エピローグ参照)

19838月 ペンシルベニア大学経営大学院(ウォートン・スクール)に入学許可を得る

19845月 国際会計・経営コンサルティング会社KPMGピート・マーウィック(ニューヨーク本社)にプロフェッショナル・スタッフとして採用

19857月 テキサス大学経営大学院(ビジネス・スクール)助手就任。同大学院修士課程入学

19889月 同大学院博士課程へ入学

19909月 国際会計・経営コンサルティング会社プライス・ウォーターハウスへヘッドハンティングされ、日本企業部ディレクターに最年少・最短で就任

19927月 国際経営コンサルティング会社「東京コンサルティング・インターナショナル」を設立し、代表取締役社長に就任

というわけで、著者自身が言うように、「奇跡」にあふれる華麗なる経歴である。

《第1章 仕事にまつわる、いい話》

*「無理したり背伸びしたりしなければ、いい仕事はできません。でも、そうすることで、どんどん実力がつき伸びていくのです」

*「雑用は、すべての仕事の基本中の基本であることを忘れてはいけないぞ」

《第2章 人生にまつわる、いい話》

*「まず、問題が起きた時に、本当に時間とエネルギーを使って悩まなければならないことかどうか、考えてみてください。……重要なことは、あなたが悩んで解決できることなのかどうかを、よくよく考えてみることです」

《第3章 出会いにまつわる、いい話》

*出逢いぐらい一生を左右するものはない。

《第4章 対話にまつわる、いい話》

*「対話に必要なことは、相手を尊重し、一生懸命聞くことです」

《第5章 能力にまつわる、いい話》

*「使命を自覚する時、才能の芽は急速に伸びる」

*「そもそも経験を積むから、能力が生まれるんだよ」

《第6章 成功にまつわる、いい話》

 著者が出会ったアメリカの成功者たちは、錚々たる人物である。

*「ウォルマート」の創業者で、オーナー兼最高経営責任者であるサム・ウォルトン

*米国大手化粧品会社メアリー・ケイの創業者・元CEOである世界的な米国の女性企業家、メアリー・ケイ・アッシュ

*デル・コンピュータの創業者で最高経営責任者、マイケル・デル会長

*全米一の大富豪(当時)で「不動産王」と呼ばれたトラメル・クロウ……この人物の晩餐会で、ジョージ・HWブッシュ元大統領、ジョージ・W・ブッシュ大統領(当時、テキサス州知事)、ディック・チェイニー(当時、大手石油会社社長)、ジェームス・ベーカー元財務長官・国務長官、ローレンス・サマーズ元財務長官・ハーバード大学前学長などのお歴々である。

*感謝されて嫌な気になる人は一人もいない。

*ギブ&ギブ&ギブ

《第7章 人間性にまつわる、いい話》

*「本気が勇気を生み、勇気が行動力を促す」……プライス・ウォーターハウス社時代に仕えた上司、ポール・ウィーバーさんの口癖。

*人間力

  

2008年6月13日 (金)

『MBAでは学べない勝つ経営の本質』

浜口直太/日経BP社/1680

    

  MBAでは学べない 勝つ経営の本質

 この本を読んで、なぜ彼がアメリカで有能さを発揮したのかが分かった。まず、アメリカの大学院で天才扱いを受けたというのだ。それは、日本の偏差値教育のテストでいい点がとれなくても、アメリカで要求されるレポートや論文では、人と違う角度や切り口で物事を把握・分析し主張するのを得意としたのだ。

 だから、「アメリカでは、結論はどうであれ、発想のユニークさを評価されますので、私が書いたレポートや論文は、教授からかなり高い評価を受けました」と。修士課程の学生だったころ、4年に1回開かれる国際的な学会の総会で、自分の書いた論文を発表したこともあるというのだ。

2008年6月11日 (水)

『能率10倍のシンプル仕事術』

浜口直太/PHP研究所/1103

    

  能率10倍のシンプル仕事術

 書類整理や名刺の整理、手帳の活用法など、仕事をするうえで、誰しも遭遇するテーマについて、“浜口流”とも言うべき工夫の数々が披瀝されている。

 なかでも「ああ、同じことをやっている」と思って感動したのは、「TO SAYリスト」である。

「毎週の朝礼のために、私がよくやるのが、事前に社員に言うことをリストアップしておくことです。……思いついたその場ですぐに手帳に」に書き留めておく。

 しかも、朝礼などのタイミングを見て言わなければならないので、「言わなければならないことを、言うべき日の欄に書いて」おけば、言い忘れをすることがなくなるというわけだ。

 私は会議のときに何を言うかを、思いついたその時に、手帳の会議の予定欄の横のメモ欄に記入するように心がけている。記入しておかないで、当日になって思い出そうとしても出てこない。あるいは言い忘れることも少なくない。

 鞄の話も面白かった。私もカバン大好き人間で、衝動買いすることもあるが、なかなかこれはという鞄にお目にかかれない。でも、身銭をはたいて購入し、嬉しくなったり落胆したりという経験が意外と大事なのではないかという気がする。私の場合だけなのかも知れないが、本は別として、自分で買い物をする機会が少ない。それだけに、顧客はどう反応するのかということをわが身で体験することになり、有益なように思える。

 私には「ノートパッドホルダー」を活用した経験はない。便利そうだなと思える代物に出会ったことがないからかもしれない。

 「健康サンダル」はいいのを見つけて使ってみたい。

作家アイトマートフ氏逝く

 ロシア、そしてキルギスの作家チンギス・アイトマートフ氏が逝去された。心からご冥福をお祈りしたい。日本でも翻訳出版された『キルギスの雪豹』が遺作となった。

Book キルギスの雪豹―永遠の花嫁

著者:チンギス・アイトマートフ
販売元:潮出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

カッサンドラの烙印―二十世紀の異端の書 Book カッサンドラの烙印―二十世紀の異端の書

著者:チンギス アイトマートフ,飯田 規和,Tchingis Aitmatow
販売元:潮出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book 処刑台 (現代のロシア文学)

著者:チンギス アイトマートフ
販売元:群像社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

涙が星に変わるとき Book 涙が星に変わるとき

著者:チンギス アイトマートフ
販売元:花風社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book 大いなる魂の詩 (下) (聖教文庫 (202))

著者:C・アイトマートフ,池田 大作
販売元:聖教新聞社
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Book 大いなる魂の詩 (上) (聖教文庫 (201))

著者:C・アイトマートフ,池田 大作
販売元:聖教新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book この星でいちばん美しい愛の物語

著者:チンギス アイトマートフ,浅見 昇吾,Tchingis Aitmatow
販売元:花風社
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2008年6月10日 (火)

『デキる人は皆やっている一流の仕事術』

浜口直太/明日香出版社/1470

    

  デキる人は皆やっている一流の仕事術

 テキサス大学経営大学院MBA取得。同大学院博士課程、さらにウォートン・スクール博士課程で、財務、国際経営を専攻する傍ら、同大学院で教える。米KPMGビート・マーウィック、米プライス・ウォーターハウスを経て、米国で経営・起業コンサルティング会社を設立、という華麗な経歴の人間に、「落ちこぼれだった私」と言われても、にわかには信じがたい。どういう人と比べて、どの程度の落ちこぼれだったのか。失敗談はあまり具体的には書かれていないので、比較の対象が違うのではないかと思ってしまう。でも、とりあえずおっしゃるとおりに受けとめて、「一流の仕事術」を学ばしてもらおう。

 第1章の「仕事でプロを目指す」のなかで、大いに教えられたのは、「新聞や雑誌の記事、また本の内容で気になるテーマがあると、読んだその日のうちに誰かと意見交換をすることにしています。そうすることによって新たな考え方や解釈において発見があり、理解が深まるだけでなく、そのテーマに関しての問題意識を維持し続けられるからです」というくだりである。

 もう一つは、「出来そうもないな」と思ったとき、どうするかでsる。「出来ない理由」をどんどん書き出してみる。そして、それを取り除くためには具体的に何をすればいいのかを考えて書き出す。「ハードルになっていることとその対処法をどんどん明確化する」というのである。そのうえで、あとは「とにかくバカになって愚直にそれを実践していくこと」以外にない。「結果を出すためには、まず行動すること」である。たしかに、「とにかく行動すれば、難しそうなことも意外に容易にできてしまうもの」である。

 ともかく、「良きメンターを持つと仕事が早く覚えられる」のは確かである。メンターとは、ギリシャ神話から来た言葉だそうで、オデッセウスがわが子の教育を託した良き指導者のことである。つまり、「師匠、コーチ、先生など、自分を導いてくれる人のことを意味」している。「人生のメンター」と出会えた人は幸せである。

 第2章の「一流のプロが実践している50の仕事術」では、とくに大事だな、凄いな、知らなかったな、なるほど、などと思って傍線を引いた項目を抜き書きしておきたい。

*できる人ほど、なんでもリストアップする習慣が身についている。その方が、優先順位が分かるうえ、ミスが少なくなることを熟知しているからだ……つまりシンプル化させ効率的に仕事ができる。

*本当に実力をつけたかったら、何事も自ら問題解決する癖をつける。

*本当に聡明な人は、何事もシンプルに考える……本当に解決したいのなら、問題は一つひとつ絞り込んで、集中して対処する。

*整理整頓できない人は、心が乱れている証拠であるから、仕事もできるわけがない……とりあえず仕事の区切りがついたら、関係する資料をきちんとファイリングすること。そして、もういらない資料は遠慮なくすぐに捨てること。

*仕事のできない人は、いらないものが捨てられない。心の整理ができない人だから、仕事の整理もできるわけがない……捨てなければ、周りはいらないものだらけになってしまう。

*一番犯しやすい間違いは、「間違いを間違いと認めない」という間違いである。

*人間関係を良くする特効薬として、惜しみなく「ありがとう!」を言い続けよう。驚くほど、人に評価される。

*具体的にしない目標は、「絵にかいた餅」。だから何も起こらない。

*待っていても誰も来ない。特に先輩や上司は。だから自分から働きかけよう。

*相手を利用するために親しくしてもらうのではなく、相手を応援・お手伝いするために、お付き合いをさせていただく。

2008年6月 9日 (月)

『あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール』

浜口直太/明日香出版社/998

     

  あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール (アスカビジネス)

 まさに書名のとおり「仕事のルール」を知らないか、知っていても出来ない社員が少なくない。当たり前のことでも、自らを正し、キチンと「社員教育」をするしかない。

*「できません」「不可能です」「無理です」は禁句

*人に不快感を与えない身だしなみや服装を心がけよう

*使わないものは溜めないでそのつど捨てよう……捨てないとどんどんいらないものがたまって、本当に必要なものがどこのあるか分からなくなる

*アイディアや注意点が浮かんだらすぐ書き留めておこう

*まず、やってみよう……理屈なしでまずバカになって死に物狂いでやってみることです

*職場で甘えたり、甘えた話し方をするのはやめよう

*常にまわりの人に感謝の意を表そう……感謝の意を表すということは、相手に対してそれだけ強力かつポジティブなインパクトを与える「特効薬」なのです

*なんでもいいからわくわくすることをしよう……つねに新しいことにチャレンジすることです

*言葉ではなく行動と結果のみ信用

*メモ魔になろう……「ドキュメンテーション」というのは、誰が読んでも分かるようにしてあるメモのこと

*自然体で背伸びしよう……適度な無理、すなわち自己の限界への挑戦をしなければ、人間性や能力は高まりません

*まず整理整頓から……とりあえず一つの作業から次の作業に移行する時には、きちんとファイリングすること

*まず何のためにやるのか考えよう

*電話に出られない場合は「接客中」と伝えてもらおう……接客なら自分と同等(顧客)とのアポであるため、顧客を大切にしているとの理由から納得できる

*毎日、To Do Listをつくろう……書き出すことによって曖昧だったことがより明確になる

*経済力より信用力を……信用を構築するまでは、見た目で勝負する……お金で信用は買えません。しかし、信用がお金を生むことはよくあること

*ピンチをチャンスに……ピンチを知っている人間は、それだけ通常では出てこない力を使った経験があるということ

*書類のファイリングは即座にしよう

*聞く前にまず自分で答えを出してみよう……考えて導き出した答え、あるいは考えても導き出せなかった経緯を明らかにして、ものを問う

*会議中、相手から書類を渡されたらまず上司に見せよう……決定権を持っていない人が、最初に見る必要はない

*行き詰まったら書いて思いをまとめよう……書いておけば、どこに思考の間違いがあるのか、あるいはほかの思考への枝があるのか、見えてくる

             

 旺盛な著作活動に脱帽!以下、参考までにアフェリエイトをいくつかリストアップしておきたい。

    

あたりまえだけどなかなかわからない組織のルール (アスカビジネス) Book あたりまえだけどなかなかわからない組織のルール (アスカビジネス)

著者:浜口 直太
販売元:明日香出版社
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あなたの人生を劇的に変える 勉強のルール Book あなたの人生を劇的に変える 勉強のルール

著者:浜口 直太
販売元:あさ出版
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コンサル成功物語 Book コンサル成功物語

著者:浜口 直太
販売元:インデックス・コミュニケーションズ
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仕事の法則―ルールには成功の理由がある (リュウ・ブックスアステ新書 43) Book 仕事の法則―ルールには成功の理由がある (リュウ・ブックスアステ新書 43)

著者:浜口 直太
販売元:経済界
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一流の行動力―64のルール Book 一流の行動力―64のルール

著者:浜口 直太
販売元:グラフ社
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仕事が速い人のすごい習慣&仕事術 Book 仕事が速い人のすごい習慣&仕事術

著者:浜口 直太
販売元:PHP研究所
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あたりまえすぎて気がつかない問題解決の法則 Book あたりまえすぎて気がつかない問題解決の法則

著者:浜口 直太
販売元:グラフ社
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まちがいない人間関係のしきたり Book まちがいない人間関係のしきたり

著者:浜口 直太
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凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール Book 凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール

著者:浜口 直太
販売元:日本実業出版社
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アメリカ人大富豪世界一の考え方 Book アメリカ人大富豪世界一の考え方

著者:浜口 直太
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結局、営業に頼ってしまう御社が伸びない本当の理由 Book 結局、営業に頼ってしまう御社が伸びない本当の理由

著者:浜口 直太,澤田 且成
販売元:明日香出版社
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凡人を最短・最速で「できる人」にする方法 Book 凡人を最短・最速で「できる人」にする方法

著者:浜口 直太
販売元:PHP研究所
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幸せになるための10の法則 Book 幸せになるための10の法則

著者:浜口 直太
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リアルケースに学ぶ完全アメリカ起業マニュアル Book リアルケースに学ぶ完全アメリカ起業マニュアル

著者:浜口 直太
販売元:廣済堂出版
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越えて行け (浜口直太のビジネス金言集 2) Book 越えて行け (浜口直太のビジネス金言集 2)

著者:浜口 直太
販売元:シーアンドアール研究所
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MBAでは学べない 勝つ経営の本質 Book MBAでは学べない 勝つ経営の本質

著者:浜口 直太
販売元:日経BP企画
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2008年6月 5日 (木)

『出逢いの大学 普通のサラリーマンが黄金人脈を作る法則』

千葉智之/東洋経済新報社/1575円

  出逢いの大学

*ミラーの法則……人脈はあなたを映す鏡

*本物の人脈作りにおいて「見返りを期待せずに与えること」は、もっとも重要な心構え……与える力で、自分がよりクリエイティブになれる

*相手の望むことを探すコツ……「何をされたら嫌なのか」を考える

*原因と結果の法則……新しい人たちと出会うためには、昨日までと違うことをしなければいけない

*量稽古……かならず量が質に変化する

*とにかく動くとあなたが魅力的な人間になれる……経験しなければ分からないことがたくさんある

*人と出逢うしくみを作れ……定期的に、かならず、否が応でも、人と出会うようにする……・無理をしない・気軽にできることにする・習慣にする

*情報は発信するところに集まってくる

*フェア・スタンス……相手によって態度を変えない

*マスターキーの法則……好きではないけど、嫌いではないの心構え

*超楽観主義論……どんな状況でも物事のいい面を「見つけ出す」ように心の状態をコントロールする

*初めてのお誘い……仕事を投げ打ってでも行くべきである

*人に頼みごとをされたら勝ち!

*クイック・レスポンスのすすめ

SNS活用術……mixi GREET……あくまでも「ツール」である

*名刺管理術……ウィルコム「W-ZERO3

2008年6月 4日 (水)

故角屋正隆トーハン元会長お別れの会

 故・角屋正隆トーハン元会長のお別れの会が行われた。

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2008年6月 3日 (火)

新渡戸・南原賞授賞式

 第5回新渡戸・南原賞の授賞式が学士会館で開催された。

開会のあいさつをする鴨下重彦・新渡戸・南原基金代表(東京大学名誉教授)

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賞を受ける佐藤全弘・大阪市立大学名誉教授。著書に『新渡戸稲造-生涯と思想』『新渡戸稲造の精神』など。

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受賞者の謝辞を述べる宮田光雄・東北大学名誉教授。著書に『現代日本の民主主義』『政治と宗教倫理』『ナチス・ドイツの精神構造』『宮田光雄思想史論集』など。

200806023

          

            

            

             

               

             

          

祝辞を述べる渡部満・教文館社長

 受賞者の著書のアフェリエイトをリストアップしておきたい。

権威と服従―近代日本におけるローマ書十三章 Book 権威と服従―近代日本におけるローマ書十三章

著者:宮田 光雄
販売元:新教出版社
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メルヘンの知恵―ただの人として生きる (岩波新書) Book メルヘンの知恵―ただの人として生きる (岩波新書)

著者:宮田 光雄
販売元:岩波書店
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ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで (岩波新書 新赤版 (792)) Book ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで (岩波新書 新赤版 (792))

著者:宮田 光雄
販売元:岩波書店
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<荒れ野の40年>以後 (岩波ブックレット (No.652)) Book <荒れ野の40年>以後 (岩波ブックレット (No.652))

著者:宮田 光雄
販売元:岩波書店
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武士道 Book 武士道

著者:新渡戸 稲造
販売元:教文館
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2008年6月 1日 (日)

『視覚マーケティングのススメ』

ウジ トモコ/発行=クロスメディア・パブリッシング/発売=明日香出版社/1575

     

  視覚マーケティングのススメ

*デザインは最初の一手、つまり“見る”という瞬間的な動作だけで、“人の心をつかみ、好感を抱いてもらう”というアドバンテージを確実に手に入れることができる投資である。

*デザインとは、いわば市場の選択であり、市場の拡大である。言い換えれば、あなたの会社の商品が誰にとって価値があるかを伝える手段がデザインであり、ブランディングである。

*デザイン投資をしていない商品というのは、いくら品質が優れていたとしても、肝心なその中身を見てもらえない可能性だってある。

*トーン&マナー……ある企業や商品、あるいはサービスにただよう“世界観”や“雰囲気”と思っていただけると分かりやすい。

*デザインで「売上」を上げる

  デザインでブランディング強化

  デザインでインパクトのあるアドバタイジング(広告戦略)

  デザインで効果的なプロモーション

*デザインセンスを磨く5つのポイント

 ①文字……デザインの「人格」は9割「文字組」で決まる。

 ②レイアウト……整理されて見やすいレイアウトの特長は、ディレクトリの整理がきちんとできている。

 ③配色……色選びは、その人のすでにある「価値観」と密接に繋がっている。

 ④トーン&マナー……人の潜在意識に訴えかけるため、どんな人にも感じてもらうことができる。

 ⑤コピー……コピーとデザインは“かぶらない”のが基本である。(同じことを言わない)

2008年5月27日 (火)

『私塾のすすめ ここから創造が生まれる』

齊藤孝・梅田望夫/ちくま新書/714円

  

  私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))

 日本人は「ノー」と言われることに弱すぎる。断られると「あたかも人格を全部否定されたかのように思ってしまう」という指摘は的を射ている。「いま、子どもを育てるときの『励まし』が以前より必要になっている」ことと表裏の関係にあるのかもしれない。しかも、日本で受動的にメディアから受けるのは、「気持ちが萎えるような言葉が多い」だけに、「上機嫌」や「喝采体験」がより重要になる。著者の「私塾による戦い」に喊の声をあげたい。

梅田*自分がいいなと思ったことに自信をもったほうがいいと。自信をもつとそこに行動が生まれる。行動すれば情報が新しく生まれる。

梅田*オープンにしながら、雰囲気をよくしていくということに、新しいリーダーシップの要諦がある。

齊藤*突破体験のようなものがあって、自分の限界よりもうすこしできてしまう。……限界を突破した果てにあるものを見せることによって、あこがれとともに、「ああ、このくらいはいけそうだ」という、ある種の構想力を持てる。

齊藤*いま、子どもを育てるときの「励まし」が以前より必要になっている。とにかく子どもたちは励まされたい、存在を承認してほしいという欲求が強い。

 斎藤*僕は、「寒中水泳」と似ているような気がしています。水にちょっと足を入れて、「冷たっ」と言ってまた話して、足を入れては出して、を繰り返していると、なかなか慣れない。入ってしまえば、自分のまわりの水と自分の体温がある程度なじんできて、かえって楽になるという面があります。

 梅田*「ノー」と言われることに対して弱すぎるんだと思いますね。……みんな、「ノー」と言われるのがいやなんだな。というか、断られることに対して弱い。あたかも、人格を全部否定されたかのように思ってしまう。……断られることに対しての免疫が弱すぎる。傷つきやすすぎる。つまらないことで傷ついて終わり。

 斎藤*ある一定量をこなさないと、質的変化がおこらないということを信じて、量をこなすということを、まず最初の課題にしていく。

 斎藤*イチローを見ていたときに、「安打数」に集中したというのが、発想として正しかったんだろうなと思いました。打率だと、下がることがこわい。消極的になる。でも、安打数だったら減ることはないから、積極的に打っていく。

 斎藤*「言葉を味方につける」。人に言われて嬉しかった言葉は、ちゃんと手帳にメモして残しておくとか、人から来たいいメールのみ残しておく、ということをやってみる。

 梅田*ギリギリまでやってだめだった経験、あるいはギリギリまでやってうまくいった経験というのはとても大事で、ギリギリまでやってみると、そこで初めて次のところに行ける。

 斎藤*本当はその手前に、「一面化戦略」みたいなものがある。……結局、深海魚と出会えるくらいに深くもぐらなくては、物事は身につかないという考え方なのです。

 梅田*日本で受動的にメディアから受ける言葉に、どうも気持ちが萎えるような言葉が多いなということなんです。……僕の住んでいるシリコンバレーというところは、大人からの「励ましの言葉」にみちている。……とにかく、どんなことがあっても「Fine」なんですね。「Fine」と言う人のところにしか、人がやってこない。機会が巡ってこない。

2008年5月22日 (木)

日本雑誌広告協会総会

 日本雑誌広告協会通常総会が開催された。

 挨拶する並河理事長

 記念講演では、作家の佐藤優氏が「インテリジェンスと宣伝・広報」について語った。

 佐藤優氏の著作活動は旺盛というほかない。しかも、抜群に面白い。なぜなのだろうか。日本の一般的知識人にはない、本質的な宗教の視点を実感としてもっているからか。キリスト教についての理解も並々ならぬものがある。

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫 さ 62-1) Book 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫 さ 62-1)

著者:佐藤 優
販売元:新潮社
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国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス 1100) Book 国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス 1100)

著者:佐藤 優
販売元:日本放送出版協会
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インテリジェンス人間論 Book インテリジェンス人間論

著者:佐藤 優
販売元:新潮社
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自壊する帝国 Book 自壊する帝国

著者:佐藤 優
販売元:新潮社
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国家の自縛 Book 国家の自縛

著者:佐藤 優
販売元:産経新聞出版
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地球を斬る Book 地球を斬る

著者:佐藤 優
販売元:角川学芸出版
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国家の崩壊 Book 国家の崩壊

著者:佐藤 優
販売元:にんげん出版
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獄中記 Book 獄中記

著者:佐藤 優
販売元:岩波書店
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国家と神とマルクス―「自由主義的保守主義者」かく語りき Book 国家と神とマルクス―「自由主義的保守主義者」かく語りき

著者:佐藤 優
販売元:太陽企画出版
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私のマルクス Book 私のマルクス

著者:佐藤 優
販売元:文藝春秋
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「ザボン」30周年記念パーティ

文壇で知られる「ザボン」30周年の記念パーティが開かれた。

 

2008年5月21日 (水)

日販懇話会

 日販懇話会が開催された。

 挨拶する阿部会長

2008年5月19日 (月)

『仕事に役立つマインドマップ 眠っている脳が目覚めるレッスン』

トニー・ブザン/神田昌典・監修/近田美季子・訳/ダイヤモンド社/1680

    

  仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン

 マインドマップを使った問題解決法、交渉術、事業計画書の作り方、時間管理術、記憶力のアップ術、変化への対応、面接術、ブランドの再構築、コミュニケーション術、顧客管理、リーダーシップ能力の向上、いじめの克服、プレゼンテーション能力のアップ、会議術、ワーク・ライフ・バランスの実現など、ほとんどあらゆることに抜群の威力を発揮する「思考のワークフレーム」ということだが、実際に活用するのはなかなかの難事ではなかろうか。まず、木の枝の伸びたようなあまり好きになれない、しかし「子供じみた」と言いたくなるような絵を描けるかどうかだ。やってみないから、こんなことを思うのかもしれないが。

*交渉を成功させるためのヒント

 ①交渉中に「間」が生じても、それを埋めようとしないことが鉄則だ。

 ②あなたが人の話をきちんと聞けば、相手も好意的な態度で応じる。

TEFCAS成功メカニズム

 Trial試行……試してみなければ始まらない。

    Event実行

    Feedbackフィードバック

    Checkチェック

    Adjust調整

    Success成功

2008年5月18日 (日)

『やる気を引き出す!ほめ言葉ハンドブック』

本間正人・祐川京子/PHP研究所/997

    

  ほめ言葉ハンドブック

《正しいほめ言葉の6原則》

    事実を細かく具体的にほめる

    相手に合わせてほめる……ほめ上手は観察上手

    タイミングよくほめる……すかさずほめる

    先手をとってほめる……先手必勝

    心をこめてほめる……飾らない言葉、シンプルな言い回しで、言葉と声に気持ちを載せて

    おだてず媚びずにほめる

《ほめ上手になるための4つの心がけ》

    ほめ言葉を探す

    ほめ方のレパートリーを増やす

    力加減をコントロールする

    あきらめずに実践する……今までやっていなかったことを始めると、最初は当然違和感があるが、途中で投げ出さず、新しい習慣になるまで続けていくことが大事

《ほめ言葉の実践スキル》

○成績が悪い部下をほめる

 *強み・長所を具体的にほめる

 *もっとも生き生きする瞬間を探す……長所があると気づくだけで、人は元気になり、意欲が湧いてくる

 *ほめようがないときは可能性をほめる

○若手社員をほめる

 *相手を知ることが、ほめるための下地

 *プロセスに注目し、小さな進歩をほめる

 *ほめ上手は叱り上手……「しかるべきビジョン」を伝える

《覚えておきたい「ほめ言葉」》

○知的能力の高さをおめる

・決断力があるね

・判断力があるね

・アイデアが豊富だね

・聴き上手だね……「聴」という字は「耳」と「目」と「心」から成り立つ

・教え上手だね

・話が分かりやすいね

・いいこと言うなあ

・よく考えているね

・勘がいいね

・賢明だね

・頭の回転が速いね

・賢いね

・聡明だね

○優れた人間性、人間関係能力をほめる

・面倒見がいいね

・リーダーシップがあるね

・見習いたい人だね

・人を惹きつけるね

・一緒にいると楽しいよね

・友達多いね

・協調性があるね

・ホスピタリティがあるね

・話題が豊富だね

・運が強いね

・見かけによらないね

・強運のお裾分けをもらったよ

・あの人苦労人だよ

○期待と感謝の気持ちでほめる

・君に任せておけば大丈夫だよ

・将来有望だよ

・頼りがいがあるね

・一緒に仕事ができてうれしい

2008年5月15日 (木)

『案本 「ユニーク」な「アイデア」の「提案」のための「脳内経験」』

山本高史/インプレスジャパン/1680円

  案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」

 どんなに素晴らしいと誇示するアイデアを捻り出しても、選ばれなければ、ないのと同じである。「選ばれるユニーク」を創造する秘訣はあるのか。クリエイティブ・ディレクターである著者はまず、脳に考えるという経験をさせる。そして、「脳内アングル」から、主観という偏見を増やすことで、「偏見の排除」をはかり、「全体像の把握」をせよ、とすすめる。そこから「脳内ツリー」を伸ばせば、「普通」を突き抜けられるというのである。
 「脳内アングル」と「脳内ツリー」のつくりだすものは、やはり「マインドマップ」ではないか。それに通じる方法論ではないか、と思った。
「選ばれるユニーク」については、言われてみて、なるほどと感嘆した。

《選ばれないアイデアは、ないのと同じ》
*自分の意思で経験するのだ。ため込むのだ。実は経験も能力だったのだ。
*「どう言うか」に夢中になっているのが、ユニークの選ばれない原因の一つと思える。
*なにか提案するときは、「なにを言うか」を、優先させましょう。受け手にとってのベネフィットを、約束しましょう。なぜなら受けては、自分のベネフィットという尺度しか持っていないから。
*主観は偏見に過ぎない。
*自分を知らない。世の中を知らない。人間を知らない。知らないから、想像もできない。……知ることは、経験することでしか叶えられない。知りたければ、経験するしかない。つまり、経験することは、知ること。

《経験資本主義 何をするにも経験が資本》
*「経験する」とは、「何かに遭遇して、それをきっかけに脳を動かして、脳に記憶として残すこと、蓄積すること」。

《実経験と疑似経験 リアルとヴァーチャル》
*経験データベースづくりのために大切なことは、意識的に脳を動かすこと。それは、脳に考えるという経験をさせるということと、言えるかもしれない。
*広告にはネガがない。基本的に、ネガを表に出さない。……実経験のほんとうにすごいところは、ネガにある。

《脳内アングルから見つめてみると》
*つまりぼくの主観は、一方向からの見方にすぎない。つまり、偏見だ。主観は偏見である。しかも、ヤバいことに、ぼくらは主観しか持ってない。
*脳内経験とは、「経験をきっかけに、考えた経験」である。
*脳内アングルの目的は、2つある。「全体像の把握」と、「偏見の排除」である。
*偏見を増やせば増やすほど、偏見から遠ざかることができる。面白い逆説。
*課題に向けてアングルを探ってみると、間違いなく(間違いなく!)、「なるほど」と思えるものに出会うその「発見」の喜びが、「脳内経験」の魅力のひとつだ。

《脳内ツリーから、ユニークな提案へ》
*「選ばれるユニーク」とは、だれも考えないことではなくて、だれもが考えはするが、だれも考えつかなかったことなのだ。「普通」を突き抜けるのだ。
*「脳内ツリー」は、「脳内アングル」などの、考えた経験をきっかけとして、木の枝のように伸びていく想像力である。

2008年5月11日 (日)

全出版人大会

 第47回全出版人大会が開催された。

  

2008年5月 6日 (火)

『三国志に学ぶリーダー学』

村上政彦/潮出版社/1200

   

   三国志に学ぶリーダー学(潮出版社)

 三国志は人間学、リーダー学の宝庫である。諸葛孔明を軍師に迎えるため、劉備玄徳が三度、礼を尽くして孔明の庵を訪ねたという「三顧の礼」や、賞罰に私情を挟まず「泣いて馬謖を斬る」などは、人口に膾炙している。

 以下に、本書で取り上げている逸話、すなわち目次を紹介しておきたい。

【三顧の礼】人材獲得への執念とスカウティングの極意を学ぶ

【水魚の交わり】上司・部下の信頼を得る人心掌握術を学ぶ

【関羽の千里行】敵のなかにも優れた人材を求める度量の大きさを学ぶ

【泣いて馬を斬る】賞罰を明快にして組織のモラルを保つ原理を学ぶ

【連環の計】横暴な権力者を反面教師に上にリーダーとしての在り方を学ぶ

園結義】本物の団結の絆をつくりだす大義と誓いの力を学ぶ

【三寸不爛の舌】敵の懐に飛び込んで味方に変える外交戦の駆け引きを学ぶ

【長坂橋の戦い】敵を飲み込むほどの気迫と捨て身の覚悟を学ぶ

【出師の表】名文を味わい、大人物の心の豊かさ繊細さを学ぶ

【孟獲心攻戦】“相手の心を攻めて”従わせるソフトパワーの人格力を学ぶ

維の北伐】師から弟子に継承される精神と生き方の美しさを学ぶ

【呉の建国】多くの優秀な人材を得た三人の名君の人間的魅力を学ぶ

【呉の家臣団】己の長所を活かし組織に勝利をもたらす知恵を学ぶ

【官渡の戦い】時機を逃さず、人の意見に耳を傾ける姿勢の大切さを学ぶ

【徐庶の母】英雄豪傑の活躍を支えた女性たちの偉大さを学ぶ

【孔明の北伐】安逸を選ばず、日毎に自由と生活を戦い取ることの幸福を学ぶ

【孫策の日時計】人を信じ貫く勇気と約束を守る誠実さから生まれる信義を学ぶ

【馬騰と馬超】義に生き抜く道を父みずから子に示した信念を学ぶ

【夷陵の戦い】新しい人材を抜擢し、結果を出させる上役の補佐術を学ぶ

【七歩の詩】相手の急所を突き心を動かす当意即妙の言葉の効果を学ぶ

【世襲と禅譲】リーダーが出処進退を決めるポイントと後継者選びの難しさを学ぶ

2008年5月 2日 (金)

『知識デザイン企業』

紺野登/日本経済新聞出版社/1995円

  知識デザイン企業―ART COMPANY

 カムバックしたスティーブ・ジョブズに率いられるアップルを蘇らせた、新製品「iPod」の裏面が、鏡のように磨かれているのはなぜなのか。じつは、ここに「知識デザイン」の方法論を経営の中核に据えた「アート・カンパニー」の真髄があるという。「品質経営」は終焉を告げ、「創造経営」の世紀を迎えた今、企業経営に求められるのは、顧客との共創である。それを可能ならしめる新たな綜合的能力としての「知識デザイン」を提唱している。

○創造経営における顧客とは、刹那的消費の快楽主義者ではなく、知のパートナーである。たとえば、いかに顧客に価値生産プロセスに参加してもらい、共に考えお互いに理解し合うコミュニティのメンバーにもらえるかが、事業展開の鍵を握っている。

○創造には、一つのことに真摯に一心に取り組む姿勢が不可欠である。それは集中力、持続力である。たとえば偶然によって新たなものを生み出すセレンディピティも、まず一心に求めるものがあって初めて生ずる。

○真摯さは、外面ではなく、内面における実直さである。それは素朴さと追究、求道の精神を意味している。

○システムが複雑になるほど、情報や知識を綜合してみせてくれるようなデザイン力が大事になるからである。……「複雑だからこそ簡単にする」ための「経験デザイン」が求められる。

2008年4月29日 (火)

『ロシア 闇と魂の国家』

亀山郁夫+佐藤優/文春新書/787

    

  ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623)

佐藤○ケノーシスをわれわれの言葉で翻訳するなら、むしろ「開き直り」に近いでしょうね。「右の頬を打たれたら左の頬を向けよ」「上着を奪うものには下着も与えよ」という一見謙虚なキリストの言葉も、裏を返せば、「やれるものならやってみろ」という開き直りと解釈した方がわかりやすい。

佐藤○ソルジェニーツィン「どのようにしてわれわれはロシアを再建するか」(『甦れ、わがロシアよ~私なりの改革への提言』1990)……1990年にこの提言を行なった直後にロシアに帰国すれば、ソルジェニーツィンは、政局で大きな影響を与えたと思います。……体制転換による経済、社会的混乱でロシア人にとって最も困難な時期に、ソルジェニーツィンがロシアの地で祖国の人々と苦難を共有しなかったため、帰国後、ソルジェニーツィンは、ロシアの政治エリート、インテリ双方に対する影響力をほとんど失ってしまいました。

亀山○じつは、長期の在外研修として初めてモスクワの科学アカデミー世界文学研究所に留学した際、スパイ容疑でつかまったことがあるんです。1984年の出来事ですから、ゴルバチョフが登場する前の年です。……スパイ容疑で拘束されて以来、国境というのが、じつはトラウマになってしまった。今でも、ロシアを出るときが怖くて仕方ないんです。

佐藤○亀山先生がドストエフスキーを論じるときに「父殺し」にこだわるのも、それと同じところがあるのではないでしょうか。

亀山○たしかに、長い間、父を憎んでいたような気がするんです。父は家で暴君としてふるまい、母とのケンカが絶えず、暗い家庭でした。そこから逃れるために、本や音楽に没頭していました。思い返すとほんとうに笑い出しそうなくらいに文学青年でしたね。

亀山○『カラマーゾフの兄弟』は高校3年生になって読んだんですが、とても苦しかった。……ただ、あのとき、「父殺し」という言葉に、煽情的というか、エロティックというのか、そう、ポルノグラフィックな想像力をかき立てられた記憶があるんです。それくらい「父殺し」というテーマはショッキングだった。

亀山○ドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲『群盗』……ドストエフスキーが10歳で『群盗』の劇を観たときに受けたショックの核心について言及していた人はだれもいません。『群盗』に潜む「父殺し」のテーマが、父親との得体の知れない葛藤を抱えるドストエフスキーにいかにショックを与えたか。そして、このテーマがどのような形でドストエフスキーの文学に刻み込まれているのか。ぼくにそれがわかったのは、父に対して屈折した感情を持っていたからでしょうね。

佐藤○キリストの花嫁は「見えない教会」です。そして洗礼を受けようが受けまいが、神の目から見ると、われわれ人間はみな、キリストと教会の子供となります。

 それでは、キリストを殺したのは誰ですか。人間です。子供である人間が、父であるキリストを殺した。つまり、キリスト教には「父親殺し」が埋め込まれているのです。

佐藤○権力者は権力の弱さを分かっているものです。もし民衆や知識人が一丸となってボイコットをすれば、権力はあっという間に瓦解します。

亀山○ゴルバチョフは「弱い父」だったんですね。

佐藤○それで、ゴルバチョフは最終的にみんなから憎まれましたよね。

佐藤○宗教に限らず、人間は「物語」を必要とする動物です。

佐藤○実際の政治も稚拙で乱暴な物語で動くようになってしまった。その結果、日本の国家的、社会的な地位も落っこちてしまいました。一方で、ロシアではプーチンが物語の回復を行なってきた。中国でも胡錦濤国家主席が「科学的発展観」という形で物語の回復を行なっている。

佐藤○モスクワ総主教庁が、1961年から年1回出していた『神学論集』は、一般には「反ソ文献」として、輸入や閲覧が認められない文献で埋め尽くされていました。ところが、チェコのカトリック教会は体制との妥協を拒んだ挙句、いまや無神論者が国民の多数を占めるまでになってしまった。

佐藤○ロシアの反体制派の特徴は、カネに潔癖なことです。権力はカネの問題をきっかけに事件を作ってくることを分かっているから、自前で活動資金をつくる。そうやって社会と妥協し共犯関係を結びながら、ロシアの内部から影響を与えていく。

 一方、チェコの異論派知識人は、価値観を共有する西側の支援者からカネをもらうことについて、特にやましいという感じをもたない。そして、現実に存在する社会主義政権との共犯関係は結ばないという原則で、異論派知識人だけの「きれいな領域」に閉じこもるから、現実に影響を与えない。

佐藤○ロシア人の心理感覚に「中庸」はありません。

亀山○記号学者のロトマンも、ロシアは〇と一の二進法だと言っていますね。

佐藤○ロシアがコンピュータ開発に強いのもうなずけます。

佐藤○ロシアが強大化しているという議論が近年出ていますが、その奥には軍事大国としての「魂」、文化の「魂」、宗教的な「魂」などの復権への自覚と努力があるからです。

佐藤○作家・坂東眞砂子さんの『死国』など、日本語の小説で面白いと思うものがあればすぐにロシア語に訳される。

佐藤○権力というものがくせ者で、そこには魔物が潜んでいるのです。潜んでいるというよりも、自分の内部にこの魔物を飼っていかなくては、政治家にはなれないということなのだと思います。そして、この魔物を飼っている人たちが独自の磁場を作り出すのです。ここでは永遠に戦いが続きます。仏教の用語を借りるならばこれは阿修羅道です。

亀山○旋毛虫の夢……情報もまた、人間を不可逆的に破壊していく恐ろしい旋毛虫だと思っています。ところが、ドストエフスキーは、この病原体に傲慢という名を与えました。

佐藤○カネですべての価値を測る新自由主義を既にロシアは拒否しました。物質に対しては、基本的に精神が勝利したのだと思います。この精神力によって、ロシア経済は回復したのです。

2008年4月24日 (木)

『創造経営の戦略 知識イノベーションとデザイン』

紺野登/ちくま新書/777

   

 創造経営の戦略 (ちくま新書)

○顧客は、たとえ無意識的にせよ、消費の欲望よりも、より高次なレベルにある自己実現の欲求や幸福感や達成感の充足、文化的社会的な経験といったものを求めている。……その際に重要なのが人間的な「アート」の持つ力である。

○二十一世紀はより創造的なもの、より人間的なものを最重視、いわば「アートの時代」になるだろう。

○デザインはイノベーションを促進する。

○創造経営における顧客とは、企業にとっては刹那的消費快楽主義者ではなく、知のパートナーである。たとえば、いかに顧客に生産プロセスの中に入ってきてもらい、ともに考えお互いに理解し合うコミュニティのメンバーになってもらえるかが、価値創造の鍵を握っている。

○人間に対する本質的視点や哲学の視点が非常に重要になっている。

トーハン会全国代表者会議

 トーハンは4月23日、東京・文京区の椿山荘でトーハン会全国代表者会議を開催した。

 第1部で山﨑社長は、VUコンが目標金額の21億1700万円に対して22億4600万円、達成率111%になったと報告。「今年度もさらに拡大した目標に取り組みたい」と述べた。

 また、今年度のトーハン会の課題を、「ひとつは共同販売の拡大。今年度以降は責任販売の取り組みを拡大するが、VUコンも責任販売の施策と融合した形にしたい。また、読書推進運動と店頭を結びつけていく。2つめは、全ては読者のためにということで、トーハン会の研修も書店に求められていることを推進するメニューにしたい。3つめは、e―honブックショップメンバーズを始める」と述べた。

 第2部では、まず山﨑社長が今年度の基本方針として、

 ①注文に対する在庫充足率を現在の60~70%を計画値の75%、さらに引き上げる。

 ②仕入、物流、営業が一貫して欠本をなくし、チャンスロスを撲滅。

 ③書店からのクレームを全ての役職員がみられるようにするなど物流事故の撲滅と、書籍納期の1日短縮―に取り組むと説明。

 そのために、書店と出版社が電子受発注に対応することを求めた。

 商品供給体制では、一部のストックを10日間の店頭実績をもとに追加送品する「新刊完売時即時対応」、高実売率商品を確保して送品する「売行良好書+α配本」、商品別の縦割り組織から全商品を対象にしたMD本部を新設することで、MD・SP・物流の統合で欠品・返品をなくす「一環MD」に取り組んでいることを紹介。これらを「個店それぞれの実情に即した施策を行う」とした。

 また、既存サービスのe―honは、2900店が導入し会員は56万人に達し、今年CRMシステム「ブックショップメンバーズ」を稼働すると報告。「本の特急便」は116%と伸びており、「ざっしの定期便」の配達支援企画を拡充すると述べた。

 責任販売については、昨年度は145企画に取り組み、販売金額は9億2530万円だったとし、事例として、外商企画で実売3部以上は6%、50部以上は10%を還元したケースや、単行本で実売70%以上で5冊以上3%、11冊以上5%、21冊以上7%の報奨還元などを紹介。

 その上で「今年は規模を大幅に増やし、増売施策の最重要課題として実施する。新設したMD企画部が推進し、全ジャンルについて企画1000本、150億円を超えるスケールで展開する。書店に3%以上の新たなマージンが入ることを目指したい」と述べた。

  挨拶する上瀧会長

 第3部懇親会では、上瀧博正会長が責任販売制の拡大について「365日にしても1日3本近い企画を実施することになる。なんとしてもやり抜くことが桶川の目指すところ」と述べ、ポイントシステムについては「決して良いとは思っていない。ただ競争上しょうがない。社内では当社がやる以上書店にプラスになるものでなければと言っている」と述べた。(「文化通信」オンライン版より)

2008年4月23日 (水)

田村治良さんを偲ぶ会

思い出を語る新潮社・佐藤社長

作家の渡辺淳一氏も駆けつけられた

挨拶する田村定良社長と正良氏

2008年4月17日 (木)

日本雑誌協会総会・懇親会

 日本雑誌協会は4月16日、東京・新宿区の日本出版クラブ会館で第53回通常総会を開催し、08年度の事業計画案及び収支予算案を承認した。また理事長は村松邦彦理事長を再選した。

 総会終了後の懇親会で村松理事長は「逡巡したが、やり残したこともあり、もう一期続投する」とし、今年の目標として販売、広告の復活とともに、11月に開催するアジア太平洋デジタル雑誌国際会議の成功をあげ、「今の時代デジタルは無視することができない。雑誌もデジタルと融合・共存していきながら、さらに雑誌の力を発展させていきたい」と述べた。
    挨拶する村松理事長

 さらに、文字・活字文化推進機構について「新聞業界と出版業界が両輪となって文化の礎である読書、文字・活字をしっかりと広げていきたい。読書運動を広げ、文字・活字の力、文化の力を国家の礎として広げていくよう微力ながら努力したい」と述べた。(オンライン版「文化通信」より)

2008年4月14日 (月)

吉川英治賞贈呈式

 吉川英治賞の贈呈式が開催された。

   

 吉川英治文学賞は浅田次郎『中原の虹』、吉川英治文学新人賞は佐藤亜紀『ミノタウロス』が受賞した。

   中原の虹 第一巻ミノタウロス

2008年4月 1日 (火)

『地頭力を鍛える 問題解決に活かすフェルミ推定』

細谷功/東洋経済新報社/1680

    

  地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

第1章    「地頭力」とは何か

第2章    「フェルミ推定」とは何か

第3章    フェルミ推定でどうやって地頭力を鍛えるか

第4章    フェルミ推定をビジネスにどう応用するか

第5章    「結論から考える」仮説思考力

第6章    「全体から考える」フレームワーク思考力

第7章    「単純に考える」抽象化思考力

第8章    地頭力のベース

第9章    さらに地頭力を鍛えるために

2008年3月27日 (木)

『みる わかる 伝える』

畑村洋太郎/講談社/1260

     

  みる わかる 伝える

○「みる」ことから始まる……3現……現地・現物・現人

○三ナイ……見ない・考えない・歩かない。

○見たくないものは見えない……視点を変えれば危険が見える。

○「わかる」ということ……「要素の一致」「構造の一致」「新たなテンプレートの構築」

○行動と結果、そしてそれを結ぶ理論の三つを理解して、はじめてその人は「わかった」ということができる……「知っている」ことと「わかる」ことはまったく違う……行動を通じてのみ真の理解ができる……「アクティブ学習」(能動的学習)

○人は本当に「この知識が欲しい」と思うようにならなければ、頭が能動的に働かないようにできている……「受け入れの素地」は、その人が本当に必要だと思ったときにできる……受け取る側が知識を「受け取りたい」と思う状態をつくることが大切なのである。

○「独立した個」が考えるというのが最重要なのだ……個で考え集団で共有する。

2008年3月25日 (火)

『扉の法則 希望と幸福に満ちた人生の扉をひらく50の鍵』

ジェームズ・スベンソン/弓場隆訳/ディスカバー/1365

     

  扉の法則 希望と幸せに満ちた人生の扉をひらく50の鍵

《夢をかなえる》

○目標は心の中で鮮明にイメージしてこそ、成功に結びつくのである。

○イギリスの哲学者ウィリアム・オッカム「無用な複雑化を避け、最も単純な理論を採用すべきだ」

○ひたすら没頭しよう。そうすれば、勢いがつく。とにかく取りかかろう。そうすれば、その仕事は完成する。

      

《人とうまくやっていく》

○「キャッチャーミットを持って世間を渡ろうとするな」……何も与えずに、もらうことばかり考えてはいけない。

   

《幸せに働く》

○企業を成長させるためには、そこで働く従業員が成長する必要がある。……従業員が成長するためには、つねに目標を高く設定する必要がある。

      

《逆境を乗り越える》

○彼の成功の秘密は、あきらめなかったことである。

○失敗したときに感じる心の痛みは、うまくいかない方法を二度と使わないようにさせるための天の配剤なのである。

○日ごろ自分に対して語りかけるときに使う言葉の種類と内容が、仕事と人生の成否の鍵を握っている。

○アメリカの思想家ラルフ・ウォルド・エマーソン「すべての壁は扉である」

      

《豊かに生きる》

○創造性を高めるひとつの方法は、さっそうと歩くことである。

○仕事、とくにオフィスワークの場合、机の上の状態が、その人の仕事の状態を映しだす。机の上が整然としている人は、段取りがよく、効率的に仕事を処理する。それに対し、机の上が雑然としている人は、段取りが悪く、効率的に仕事を処理できない。

 逆に、周囲の環境がその人の心の状態を決定づけるとも言える。整然とした環境なら、心の状態も整然とし、仕事も順調に進む。それに対し雑然とした環境なら、心の状態も雑然とし、仕事の質も粗くなる。

○目標は具体的でなければ焦点が定まらない。

2008年3月17日 (月)

『美容院と1,000円カットでは、どちらが儲かるか? できるビジネスパーソンになるための管理会計入門』

林 總/ダイヤモンド社/1575

      

  美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?―できるビジネスパーソンになるための管理会計入門!

 IT時代の会社が装着すべき会計情報の仕組みは、クルマの運転にカーナビが欲しいように、リアルタイム情報を実現する「経営ダッシュボード」である。それを実現するための「ERPシステム」は、じつに便利な「魔法の箱」のように思えるが、その〝罠〟に陥ると、業績低迷に七転八倒することになる。実際に起きた事実にもとづいて、著者の経験をふまえたストーリーは、じつに分かりやすく明快である。

<MEMO>

情報責任は社長にある。

データと情報は食材と料理の関係にある。

売上高から変動費を差し引いた利益を貢献利益(限界利益)という。

ムダはその元から断て。

ムダな活動を管理するほど愚かなことはない。

2008年3月14日 (金)

『ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!』

梅田望夫/文藝春秋/1365

    

  ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!                

 二十世紀は「肉体の拡張」の世紀であり、ウェブ時代の今世紀は「頭脳の拡張」の世紀である。そうした時代に、仕事やビジネスには「守り」と「攻め」の両面があるが、これからの「攻めの仕事」の成功確率を高める黄金則は何か。著者は、シリコンバレーのビジョナリーたちの切れ味の良い言葉――いくつかを次に抜き書きしておく――を纏めて、「5つの定理」を提示している。すなわち、「アントレプレナーシップ」「チーム力」「技術者の眼」「グーグリネス」「大人の流儀」である。

 チームは木のようなもの。コミュニケーションが幹の部分を形成し、根っこの部分には、お互いの尊敬と共通の目標の認識がなくてはならない。(ゴードン・ベル)

 世界を変えるものも、常に小さく始まる。(ビル・ジョイ)

 トップレベルのチームはマネジメント重視でなく、行動重視でなければ駄目だ。(ゴードン・ベル)

 政治的になるな、データを使え。(マリッサ・メイヤー)

 ファクト・ベースの意思決定が一番だ。(ジェフ・ベゾス)

 可能な限り、社員は、仕事を割り当てられるのではなく、自発的にコミットしてほしい。ビジネスの機会が見えるなら、「やってみろ!」。(ショーナ・ブラウン)

 私たちは徹底的に分析する。すべてを測定し、社内で起きているすべての問題を体系化する。(エリック・シュミット)

 会社は答えによってではなく、質問によって運営される。(中略)質問をすることによって会話が刺激される。会話からイノベーションが生まれる。(エリック・シュミット)

 失敗がイノベーションの土台だ。(ポール・サフォー)

 偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ。(スティーブ・ジョブス)

  

2008年3月13日 (木)

『チャップリン暗殺 5・15事件で誰よりも狙われた男』

大野裕之/メディアファクトリー/1680

     

  チャップリン暗殺 5.15事件で誰よりも狙われた男

 一読して、まるで小説風の物語かと思いまどうのもいたしかたない。編集者から「事実をもとに小説のような文体で」と望まれて、そのためにチャップリンと周りの人たちとの会話が、まるでその場に著者がいたのかと思うような描写になっているのだから。しかし、著者は手紙のやりとり、裁判調書、新聞、旅行記、手記、関係者の証言などから会話を構成し、「まったく捏造した会話は書いていない」と断言している。

 それにしても、チャップリンの日本初訪問が、まさに515事件に遭遇する時期であった。しかも、東京に着いた夜、犬養毅首相の歓迎会に招かれて、喜んで出席すると答えながら、その後、気まぐれで、相撲が見たいと言い出し、国技館に赴く。そのおかげで、515事件の難を逃れることができたというのも不思議という以外にない。もし、その夜、官邸に赴いていれば、犬養首相とともに、犠牲者になっていたに違いないのだから。

 チャップリンがファシズムと闘った映画『独裁者』について、当時は、正当には評価されなかったのであるが、著者は「歴史は、『たった一人の勇気が正しかった』ことをのちに証明する」と結んでいる。