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2008年8月22日 (金)

『ワンランク上の問題解決の技術[実践編]』

横田尚哉/ディスカヴァー・トゥエンティーワン/1785

  ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ

 問題解決のカギは「ISSUE分解」にある。

*フェーズ1:問題の認識 Identification

*フェーズ2:改善点の特定 Specification

*フェーズ3:解決手段の選択 Selection

*フェーズ4:解決手段の適用 Utilization

*フェーズ5:改善効果の評価 Evaluation

 とくに重要なのは、「問題の認識」と「改善点の特定」である。たしかに、問題の認識なくして、改善はありえないし、改善点の特定なくして、改善も意味をなさない。

轍理論……人はとかく轍に沿って進もうとしがちであるが、そうしていると、いつしか考えることを止め、自分でつくった轍から抜けられなくなる。人の行動は「偶然⇒習慣⇒当たり前⇒規律⇒拘束」と変わっていく。

*解決手段……問題の「外」にある。

*改善点……問題の「内」にある。

 したがって、ワンランク上の問題解決をするためには、まず改善点に焦点をあてなければいけない。

改善点4つのタイプ

〈顕在的改善点〉

タイプⅠ:現れた改善点……改善点として認識され、改善が可能なもの。すぐに改善すべきである。

タイプ2:掲げられた改善点……改善点として認識されているが、改善が不可能なもの。(時間がない、おカネがない、スキルがない、自信がない)

〈潜在的改善点〉

タイプ3:埋没している改善点……改善点として認識されず、改善も不可能なもの。

タイプ4:見落とされている改善点……改善可能にもかかわらず、認識されていないもの。ここには大きな改善点がたくさん転がっている。

 改善を考えるときに着目すべきは、潜在的改善点である。

 解決手段を知らないために改善ができないのではなく、改善点に気がついていないために改善できないのである。

「なぜ?」vs.「何のため?」

 「なぜ?」という質問は「原因」を追及するイメージが強い。人は「原因」を問われると、意識が過去に向く。

 未来に意識を向けさせたいのであれば、「目的」を問うことが大切である。そして、「手段志向」よりも「目的志向」で行くべきである。

《ファンクショナル・アプローチ》

Step1準備】

*ヒント1:相手の立場で考える(使用者優先の原則)

*ヒント2:機能の視点で考える(機能本位の原則)

*ヒント3:過去ではなく未来で考える(創造による変更の原則)

*ヒント4:メンバーとともに考える(チームデザインの原則)

*ヒント5:価値を高めることを考える(価値向上の原則)

Step2分解】

 目的手段型のロジックで、FAST(Function Analysis System Technique)ダイアグラムと呼ばれるツリー(機能系統図)を作成する。

Step3創造】

Step4洗練】

「魚の煮付け」という笑い話がある。

 本質を見て、本質から考えて、本質から変えようとせよ。

 表現された結果だけを見て、表現された結果から考えて、表現された結果を変えようとすることは、まるで「モグラたたき」のようなものである。

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コメント

『ワンランク上の問題解決の技術』の著者の横田尚哉です。
この度は、ご紹介いただき有難うございました。
多くの方のお役に立てることを願っています。

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